HTMLタグ一覧|よく使う30選を覚えて作業効率アップ

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HTMLタグ一覧|よく使う30選を覚えて作業効率アップ
Yume

HTMLのタグってたくさんあるよね!よく使うタグを教えてほしい!

こんなお悩みにお答えします。

HTMLはWebページを作成するための基本となる技術で、ページの構造を形作る重要な役割を持っています。

この記事では、初心者でも理解しやすいように、よく使われるHTMLタグ30選を紹介し、実際にどう使えば良いのかを具体的に説明します。

この記事を読むことで、基本的なHTMLタグの使い方を効率よく学び、Webページ作成の作業が格段にスムーズになるはずです。

本記事の監修者:Zetto
Zetto

現役ITエンジニア
Java Gold保有
TypeScript(Vue.js)
Java(SpringBoot)
Programming Dream編集長


目次

よく使うHTMLタグを覚えることで効率化できる理由

HTMLタグをしっかりと理解しておくと、後々の作業が格段に楽になります。ページ全体のレイアウトを考えたり、特定の部分だけを変更したりするとき、タグの役割を正確に把握しているとミスが減り、効率的に作業を進めることができます。また、タグの役割を理解することで、CSSやJavaScriptと連携しやすくなるというメリットもあります。HTMLタグの知識は、Web制作の基盤を作る上で欠かせないものなのです。

HTMLタグを理解し、よく使うタグを習得することで、コードを書くスピードが速くなり、エラーの原因を特定しやすくなります。また、既存のコードを修正する際にも、どこにどのタグが使われているかを理解していることで、効率的に編集が行えます。さらに、タグの使い方をマスターすることで、CSS(カスケーディングスタイルシート)やJavaScriptといった他のWeb技術とスムーズに組み合わせることが可能になります。

HTMLタグの基礎を学ぼう

タグの基本構造と使い方

HTMLタグは、開始タグと終了タグのペアで構成されています。開始タグは<>の中にタグ名を書き、終了タグは</>の中に同じタグ名を書きます。たとえば、段落を表す<p>タグの場合、次のように書きます。

<p>これは段落のテキストです。</p>

このように、開始タグで始めて終了タグで終わることで、ブラウザはその内容を正しく解釈して表示します。開始タグと終了タグで囲むことで、その部分がどのような役割を持つかが明確になります。

タグの正しい使い方を覚えることは、Web制作の基礎となります。タグを間違った順序で使用したり、終了タグを忘れたりすると、ブラウザがページを正しく表示できなくなることがあります。そのため、タグのペアを必ず守り、各タグの役割を正しく理解することが大切です。

HTMLタグの基本構造

HTMLの基本構造は非常にシンプルです。Webページを作成する際には、<html>タグで全体を囲み、その中に<head>タグと<body>タグを配置します。<head>タグにはページの情報(タイトルやメタデータなど)を記述し、<body>タグには実際に表示されるコンテンツを記述します。

例えば、以下は基本的なHTML文書の構造です。

<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <title>サンプルページ</title>
  </head>
  <body>
    <h1>これは見出しです</h1>
    <p>これは段落です。</p>
  </body>
</html>

この基本構造が理解できれば、ほとんどのWebページはどのように作られているかを理解する手助けになります。<head>部分にはSEO対策として必要なメタタグや外部スタイルシートのリンクなどが配置され、<body>部分にはユーザーが目にするコンテンツが配置されます。

開始タグと終了タグとは?

開始タグと終了タグには、それぞれ役割があります。開始タグは要素の始まりを示し、終了タグはその要素の終わりを示します。ほとんどのタグはこのようにペアで使われますが、画像を表示する<img>タグのように、終了タグを持たない単一タグも存在します。このような単一タグは、ブラウザに対して特定の情報を提供するだけで、コンテンツを囲む必要がない場合に使われます。

例えば、<br>タグは改行を示し、終了タグを持ちません。同様に、<img>タグや<hr>(水平線)タグも単一タグで、情報を提供するために使われます。単一タグはシンプルで使いやすいですが、適切に使用しないとページの構造が崩れてしまうことがあるので注意が必要です。

よく使うHTMLタグ30選の一覧

覚えておきたい基本タグ

  1. <!DOCTYPE>:HTMLのバージョンを指定するタグです。
<!DOCTYPE html>

このタグはブラウザに対して、どのバージョンのHTMLを使っているかを伝え、ページの表示における標準モードと互換モードを決定します。最新のHTML5では非常にシンプルに記述されます。

  1. <html>:HTML文書全体を囲むタグ。
<html>
   <!-- コンテンツ -->
</html>

このタグはHTML文書全体を囲み、他のすべてのタグがこの中に含まれます。<html>タグにはlang属性を追加して、文書の言語を指定することも可能です。

  1. <head>:ページのメタ情報を記述する部分です。
<head>
     <title>ページタイトル</title>
</head>

<head>タグ内には、ページのタイトルを設定する<title>タグや、メタ情報を設定する<meta>タグ、外部スタイルシートをリンクする<link>タグなどが含まれます。これらは、ユーザーが直接見ることはありませんが、ページの動作やSEOに重要な影響を与えます。

よく使う文書構造タグ

  1. <title>:ページのタイトルを指定するタグ。
<title>サンプルページタイトル</title>

このタグはブラウザのタブや検索エンジンの結果に表示されるページのタイトルを指定します。適切なタイトルをつけることで、ユーザーの興味を引き、SEO効果を高めることができます。

  1. <body>:ページの内容を囲むタグ。
<body>
     <p>ここが本文です。</p>
</body>

<body>タグ内には、ページ上に表示されるすべての要素が含まれます。文章、画像、リンク、リストなど、ユーザーが目にするコンテンツはすべてこのタグ内に記述されます。

テキストを表示するためのタグ

  1. <h1>から<h6>:見出しを作成するタグ。
<h1>主見出し</h1>
<h2>副見出し</h2>
<h3>小見出し</h3>

見出しタグはページの構造を論理的に分け、内容の重要度を表します。<h1>は最も重要な見出しで、<h6>が最も小さい見出しです。SEOの観点からも見出しを適切に使うことは非常に重要です。

  1. <p>:段落を作成するタグ。
<p>これは段落の内容です。</p>

<p>タグは文章を段落ごとに分け、読みやすさを向上させます。段落ごとに適切に使うことで、ページの視認性を上げることができます。

強調用のタグ

  1. <strong>:テキストを強調するタグ(太字)。
<strong>重要な内容</strong>

<strong>タグは、重要な情報を強調するために使われます。通常は太字で表示され、検索エンジンにも「強調すべき重要な情報」として認識されます。

  1. <em>:テキストを強調するタグ(斜体)。
<em>注目する部分</em>

<em>タグは、文脈的に強調したい箇所に使われます。ブラウザでは通常斜体で表示され、強調されていることが示されます。

リンクやリストを使うタグ

  1. <a>:リンクを作成するタグ。
<a href="https://www.example.com">こちらをクリック</a>

<a>タグを使うことで、別のページや同じページ内の他の場所にリンクを作成することができます。href属性にはリンク先のURLを指定します。

  1. <ul>:順序なしリスト(箇条書き)を作成するタグ。
<ul>
     <li>アイテム1</li>
     <li>アイテム2</li>
</ul>

<ul>タグは、アイテムの順序が重要でない場合に使用されます。例えば、買い物リストや特徴一覧などに最適です。

  1. <ol>:順序ありリスト(番号付きリスト)を作成するタグ。
<ol>
     <li>ステップ1</li>
     <li>ステップ2</li>
</ol>

<ol>タグは、手順や順序が重要な場合に使用されます。例えば、手順書やランキング形式のリストなどで使われます。

  1. <li>:リストの各項目を囲むタグ。
<li>リスト項目</li>

<li>タグは、リストの中の個々のアイテムを表します。<ul><ol>タグと組み合わせて使うことで、箇条書きや番号付きリストを作成します。

定義リストタグ

  1. <dl>:定義リストを作成するタグ。
<dl>
     <dt>HTML</dt>
     <dd>ウェブページを作成するための言語。</dd>
</dl>

<dl>タグは、用語とその説明をセットで表示する際に使います。例えば、用語集やFAQ形式のリストに便利です。

  1. <dt>:定義リストの項目(定義される語)。
<dt>CSS</dt>

<dt>タグは、定義リストの中で定義される用語を示します。この後にその説明部分が続きます。

  1. <dd>:定義リストの説明部分。
<dd>スタイルシートの指定。</dd>

<dd>タグは、<dt>で定義された用語の説明を示します。リスト全体で見たときに、情報が論理的に整理されます。

画像やメディアを使うタグ

  1. <img>:画像を表示するタグ。
<img src="sample.jpg" alt="サンプル画像">

<img>タグは、ページに画像を表示するために使用されます。src属性で画像のURLを指定し、alt属性で画像が表示できない場合の代替テキストを指定します。

  1. <audio>:音声を埋め込むタグ。
<audio controls>
     <source src="sample.mp3" type="audio/mpeg">
</audio>

<audio>タグは、Webページに音声ファイルを埋め込むために使用されます。controls属性を指定すると、再生・一時停止などのコントロールが表示されます。

  1. <video>:動画を埋め込むタグ。
<video controls>
     <source src="sample.mp4" type="video/mp4">
</video>

<video>タグは、Webページに動画ファイルを埋め込むために使用されます。ユーザーにビジュアルコンテンツを提供するのに非常に便利です。

フォーム関連のタグ

  1. <form>:フォームを作成するタグ。
<form action="/submit" method="post">
     <label for="name">名前:</label>
     <input type="text" id="name" name="name">
     <input type="submit" value="送信">
</form>

<form>タグは、ユーザーからデータを収集するためのフォームを作成します。action属性で送信先を指定し、method属性で送信方法を指定します。

  1. <input>:ユーザーが情報を入力するためのフィールド。
<input type="text" name="username">

<input>タグは様々なタイプの入力フィールドを作成することができます。type属性でテキストボックス、ラジオボタン、チェックボックスなどを指定できます。

  1. <label>:入力フィールドにラベルを付けるタグ。
<label for="email">メールアドレス:</label>

<label>タグは、フォームの各入力フィールドに説明をつけるために使用されます。for属性で関連する<input>フィールドを指定することができます。

  1. <button>:ボタンを作成するタグ。
<button type="button">クリックしてください</button>

<button>タグは、ユーザーがクリックして何かを実行するためのボタンを作成します。type属性を使って、ボタンの機能を指定します。

  1. <textarea>:複数行のテキスト入力フィールド。
<textarea name="message" rows="4" cols="50">ここにメッセージを入力</textarea>

<textarea>タグは、長いメッセージなど、複数行のテキストを入力してもらう際に使用されます。rowscols属性でフィールドのサイズを調整できます。

テーブル関連のタグ

  1. <table>:表を作成するタグ。
<table>
     <tr>
       <th>名前</th>
       <th>年齢</th>
     </tr>
     <tr>
       <td>太郎</td>
       <td>20</td>
     </tr>
</table>

<table>タグは、情報を整理して表示するための表を作成します。<tr>, <th>, <td>タグと組み合わせて使います。

  1. <tr>:表の行を定義するタグ。
<tr>
     <td>データ1</td>
     <td>データ2</td>
</tr>

<tr>タグは、テーブルの各行を定義します。行ごとにデータをグループ化することで、表がより理解しやすくなります。

  1. <th>:表のヘッダーセルを定義するタグ。
<th>項目名</th>

<th>タグは、テーブルのヘッダーを定義します。通常は太字で表示され、内容が見やすくなります。

  1. <td>:表のデータセルを定義するタグ。
<td>データ内容</td>

<td>タグは、テーブルの各セルにデータを挿入するために使います。表の中で情報を具体的に記述するための重要な要素です。

その他のよく使うタグ

  1. <div>:ページのセクションを分けるためのコンテナタグ。
<div class="container">
     <p>このセクションの内容</p>
</div>

<div>タグは、ページ内の複数の要素をグループ化し、特定のスタイルを適用するために使用されます。レイアウトを作成する際によく使用されます。

  1. <span>:インライン要素を指定するタグ。
<span style="color: red;">強調表示する部分</span>

<span>タグは、テキストの一部にスタイルやスクリプトを適用するために使われます。例えば、単語や文章の一部だけ色を変更したい場合に便利です。

HTMLタグを使った具体例

サンプルコードで学ぶ基本タグの使い方

HTMLを学ぶ際には、実際に手を動かしてコードを書いてみることが重要です。例えば、以下のような簡単なサンプルコードを作成してみましょう。

<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <title>サンプルページ</title>
  </head>
  <body>
    <h1>サンプル見出し</h1>
    <p>これはサンプルの段落です。</p>
    <a href="https://www.example.com">リンクの例</a>
  </body>
</html>

このコードでは、見出し、段落、リンクの基本的な使い方を学べます。実際にブラウザで開いてみることで、どのように表示されるのかを確認してください。

サンプルコードを使って実際に試してみることで、各タグの意味や役割を体感的に理解することができます。また、エラーが発生した場合には、どこが間違っているのかを確認することで、理解を深める良い機会となります。

よく使うタグを組み合わせた実践例

Webページを作成する際には、複数のタグを組み合わせて使います。例えば、次のようなコードで、画像とテキストを含むページを作成できます。

<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <title>画像とテキストのページ</title>
  </head>
  <body>
    <h1>サンプルページ</h1>
    <p>これは画像を含む段落です。</p>
    <img src="sample.jpg" alt="サンプル画像">
  </body>
</html>

この例では、<img>タグを使って画像を表示し、その下に説明文を配置しています。こうした基本的なタグの使い方を組み合わせて、Webページを構築していきます。

また、リンクやボタンを追加してユーザーが操作できる要素を加えることで、よりインタラクティブなページを作成することができます。例えば、ユーザーがクリックして次のページに進むリンクや、データを送信するフォームなどです。

フォームタグの使い方

Webページ上でデータをユーザーから収集するには、<form>タグを使います。フォーム内にテキスト入力、ボタンなどの入力要素を配置します。

<form action="/submit" method="post">
  <label for="name">名前:</label>
  <input type="text" id="name" name="name">
  <input type="submit" value="送信">
</form>

このコードでは、ユーザーが名前を入力して送信できるフォームを作成しています。<label>タグを使うことで、入力フィールドにラベルを付け、ユーザーにとって分かりやすいインターフェースを提供しています。

フォームを使うことで、アンケート、ログイン、登録など、さまざまな目的でユーザーから情報を集めることができます。特に、<input>タグにはテキストボックスやチェックボックス、ラジオボタンなど多くの種類があり、目的に応じて使い分けることができます。

HTMLタグのよくある間違いとその解決法

タグの閉じ忘れに注意

HTMLを書いていると、タグの閉じ忘れが原因で正しく表示されないことがあります。特に、<p>タグや<div>タグなど、終了タグが必要なものを閉じ忘れると、ブラウザが意図しない表示をすることがあります。終了タグを忘れないようにするためには、コーディングする際に慎重に確認し、エディタの支援機能を活用すると良いでしょう。

閉じタグを忘れると、ブラウザが適切に内容を解釈できず、思わぬ表示結果になってしまうことがあります。これは初心者によくあるミスで、特に複雑なレイアウトを作成する場合には注意が必要です。Visual Studio Codeなどのエディタにはタグのペアをチェックする機能があるので、これを活用することでミスを防げます。

属性の指定ミスを防ぐ

<img>タグのsrc属性や、<a>タグのhref属性など、属性の指定ミスもよくある間違いです。URLのタイプミスや、属性を書き忘れてしまうと、リンクが動作しなかったり、画像が表示されなかったりします。属性を正確に指定することで、こうした問題を防ぐことができます。

また、属性値にはダブルクォーテーションで囲むのが一般的です。例えば、<a href="https://www.example.com">リンク</a>のように書くことで、属性が確実に指定されていることを保証します。これを守ることで、ブラウザが正しく解釈し、リンクや画像が期待通りに動作します。

よく使うタグを効率的に覚えるコツ

繰り返し練習の重要性

HTMLタグを覚えるためには、実際に手を動かしてコーディングすることが最も効果的です。何度も同じタグを使うことで自然と記憶に残り、スムーズに使えるようになります。また、オンラインの学習ツールを使って練習するのもおすすめです。

たとえば、CodePenやJSFiddleといったオンラインのコーディングプラットフォームを使うことで、実際にブラウザでどのように表示されるかをすぐに確認することができます。また、課題形式の学習を繰り返すことで、タグの使い方を自然と身に付けることができます。

ショートカットやテンプレートの活用法

テキストエディタには、よく使うタグを自動補完してくれる機能や、テンプレートを簡単に作成できる機能が備わっています。こうした機能を活用することで、コーディングの効率が大幅に向上します。例えば、Visual Studio Codeの「Emmet」という機能を使うと、簡単にタグを展開することができます。

Emmetを使えば、例えばdiv.container>ul>li*5と入力するだけで、5つのリスト項目を含む<ul>タグが瞬時に生成されます。このようにショートカットを活用することで、単純作業を短縮し、より複雑な部分に集中することが可能になります。

まとめ:よく使うHTMLタグをマスターして作業効率を向上

HTMLタグをしっかりと理解し、使いこなせるようになることで、Webページ作成の効率は格段に向上します。最初は覚えることが多いかもしれませんが、基本的なタグを繰り返し使うことで自然と身に付きます。この記事で紹介したよく使う30個のタグを理解し、実際に使ってみることで、あなたのWeb制作スキルは確実に向上するでしょう。

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