HTMLで表の作り方を7ステップでわかりやすく解説!

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HTMLで表の作り方を7ステップでわかりやすく解説!
Yume

HTMLで表を作成する方法を学びたい!

こんなお悩みにお答えします。

表を使うと、情報を整理して見やすく伝えることができます。しかし、HTMLで表を作るにはいくつかのルールがあり、初めて取り組む人には少し難しそうに感じられることも。

この記事では、初心者の方でもわかりやすく、簡単にHTML表を作成できるように7つのステップで解説していきます。

この記事を読むことで、シンプルな表からデザイン性の高い表まで、さまざまなHTML表を自信を持って作成できるようになります。

ぜひ実際に手を動かしながら読んでみてください。

本記事の監修者:Zetto
Zetto

現役ITエンジニア
Java Gold保有
TypeScript(Vue.js)
Java(SpringBoot)
Programming Dream編集長


目次

HTMLで表を作成する前に知っておきたい基礎知識

HTMLとは?基本のマークアップ言語

まず、HTML(エイチティーエムエル)について簡単に説明します。HTMLはウェブページを作るために使う基本的な言語で、ウェブ上に表示されるテキストや画像、リンク、表などを記述します。HTMLは「ハイパーテキスト マークアップ ランゲージ」の略称で、ウェブブラウザにどのように情報を表示するかを指示する役割を持っています。

ウェブページを作る際に、特にデータを整理して見やすく表示したい場合、表(テーブル)は非常に便利なツールです。例えば、商品の価格リストや、各月の販売データなどを整理するのに役立ちます。このガイドでは、最初に基本的なタグを理解し、そこから実際の表作成へと進めていきます。

表(table)の役割と使い方

HTMLの表は、データを整理して見せるための非常に有効な手段です。例えば、学校の時間割や、成績表など、情報を整理して表形式で表示すると非常に見やすくなります。HTMLの表を使用することで、情報を一目で把握できるようにすることが可能です。

表の作成には「table」タグが使われます。この「table」タグを使うことで、行と列を持つデータをきれいに表示することができます。そして、表内の各行や列には、適切なタグを使ってデータを整理します。これから紹介する7つのステップをマスターすれば、簡単に自分で表を作成できるようになります。

表の役割を簡単に理解できる早見表

タグ名役割
<table>表全体を囲む<table>...</table>
<tr>行を定義する<tr>...</tr>
<th>見出しセルを定義する<th>項目名</th>
<td>データセルを定義する<td>データ</td>

表の作成で気をつけたいデザインとアクセシビリティ

表を作るときに気をつけなければならないのは、見た目の美しさと誰にでも使いやすいことです。アクセシビリティとは、すべてのユーザーにとって使いやすいデザインを目指す考え方です。例えば、視覚に障害がある人でもスクリーンリーダーを使って表の内容を理解できるようにすることが大切です。

そのため、表の見出し部分に「th」タグを使ったり、意味を持たない装飾目的の情報を避けたりすることが、アクセシビリティの向上につながります。次に、具体的にHTML表を作成するために必要なタグについて学んでいきましょう。

HTMLで表を作るために必要なタグの理解

HTMLの「table」タグの役割と書き方

表を作成するためにまず必要なのが「table」タグです。「table」タグは、表全体を囲むためのタグで、このタグがあることでブラウザは「ここに表がありますよ」と理解します。例えば、以下のようなコードで表を作成できます。

<table>
  <!-- 表の内容がここに入ります -->
</table>

「table」タグには、開始タグ(<table>)と終了タグ(</table>)があります。この間に表の行や列を追加することで、表を構成していきます。

表内で使用する「tr」「th」「td」タグとは

表を作成するには、「table」タグだけでなく、さらに「tr」「th」「td」タグも使います。

  • 「tr」タグ:表の行を作るために使用します。各行を「tr」タグで囲むことで、表に行が追加されます。
  • 「th」タグ:表の見出しを作るために使います。例えば、項目名やカテゴリ名を表示する際に使います。通常、太字で中央寄せになります。
  • 「td」タグ:表のセル(データ)を作るために使います。実際のデータをこのタグの中に記述します。

以下に簡単な例を示します。

<table>
  <tr>
    <th>名前</th>
    <th>年齢</th>
  </tr>
  <tr>
    <td>山田太郎</td>
    <td>20</td>
  </tr>
</table>

この例では、「名前」と「年齢」が見出しとなり、「山田太郎」と「20」がそのデータです。

ステップ1:HTMLファイルを作成しよう

必要なソフトウェアと基本のHTMLファイル構造

表を作成するには、まずHTMLファイルを作成する必要があります。HTMLファイルは、テキストエディタを使って作成します。おすすめのテキストエディタとしては「VS Code」や「Sublime Text」などがありますが、初心者の方はパソコンに最初から入っている「メモ帳」でも問題ありません。

HTMLファイルを作成するために、まず新しいテキストファイルを開き、「.html」の拡張子で保存しましょう。例えば、「table_example.html」のように名前を付けて保存します。次に、基本的なHTMLの構造を記述します。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>HTML表の例</title>
</head>
<body>
  <!-- ここに表を追加していきます -->
</body>
</html>

この基本構造の中に「table」タグを追加して、実際の表を作成していきます。

ステップ2:基本的なHTML表の作成

シンプルな表を作ってみよう

それでは、基本的な表を作ってみましょう。ここでは、HTMLの「table」タグを使って、シンプルな表を作成していきます。まずは、以下のコードを見てください。

<table border="1">
  <tr>
    <th>商品名</th>
    <th>価格</th>
    <th>在庫状況</th>
  </tr>
  <tr>
    <td>りんご</td>
    <td>100円</td>
    <td>在庫あり</td>
  </tr>
  <tr>
    <td>バナナ</td>
    <td>150円</td>
    <td>在庫なし</td>
  </tr>
</table>

このコードでは、「商品名」「価格」「在庫状況」の3つの見出しを持つ表を作成しています。そして、各行に「りんご」「100円」「在庫あり」などのデータを入れています。これにより、情報をきれいに整理して表示することができます。

簡単な表のコード例と解説

「table」タグの中に「tr」(行)、「th」(見出しセル)、「td」(データセル)を使うことで、データをきれいに整列することができます。このようにすることで、視覚的にもわかりやすい形で情報を表示できます。

例えば、学校の時間割を作る場合も同じように、「曜日」や「時間」を見出しにし、その下に各授業を「td」タグで埋めていくことで表を作成できます。

ステップ3:表に見出しを追加して整理しよう

「th」タグを使った表の見出し作成

「th」タグは、表の見出しを作る際に使用します。見出しをつけることで、どのデータが何を表しているのかがわかりやすくなります。例えば、以下のように「商品名」「価格」「在庫状況」のような見出しを設定することで、表の内容がより理解しやすくなります。

<tr>
  <th>商品名</th>
  <th>価格</th>
  <th>在庫状況</th>
</tr>

表の見出しをわかりやすくするポイント

見出しを設定する際には、情報をできるだけ簡潔に、かつ具体的に記載することが大切です。また、「th」タグを使うことで、ブラウザは自動的に太字や中央揃えで表示してくれるため、見た目も整います。アクセシビリティの観点からも、見出しを適切に設定することで、画面読み上げソフトを使用するユーザーにも内容を伝えやすくなります。

よく使う「th」「td」「tr」タグの早見表

タグ名役割特徴
<th>表の見出しセル太字、中央揃え
<td>表のデータセル通常のテキストセル
<tr>表の行複数のセルをまとめる

ステップ4:表のデザインを改善する

表に枠線を追加する方法

デフォルトのHTML表には枠線がありませんが、「border」属性を使うことで枠線を追加できます。例えば、以下のように「border=”1″」とすることで、表全体に枠線がつきます。

<table border="1">
  <!-- 表の内容 -->
</table>

枠線を追加することで、表が見やすくなり、データの区切りがはっきりします。特に多くのデータを扱う場合には、枠線があることで各セルの区切りが明確になり、情報をすばやく読み取ることができます。

表にスペースを加えて見やすくする方法

表をさらに見やすくするためには、「cellpadding」や「cellspacing」属性を使います。

  • 「cellpadding」:セル内の余白を指定します。これにより、セル内のテキストが枠にくっつかず、見た目にゆとりが生まれます。
  • 「cellspacing」:セルとセルの間の余白を指定します。これにより、セル同士が離れて表示され、表全体が見やすくなります。

例えば、以下のように指定します。

<table border="1" cellpadding="5" cellspacing="2">
  <!-- 表の内容 -->
</table>

これにより、セル内外に余白ができ、全体的に見やすくなります。

CSSを使ったデザインのカスタマイズ

HTMLの属性を使って表の見た目を調整するだけでなく、CSSを使うことでより自由にデザインをカスタマイズできます。例えば、セルに色を付けたり、フォントのスタイルを変更したりすることができます。

<style>
table {
  border-collapse: collapse;
  width: 100%;
}
th, td {
  border: 1px solid black;
  padding: 8px;
  text-align: left;
}
th {
  background-color: #f2f2f2;
}
</style>

CSSを使うことで、表全体をすっきりと整理し、視覚的な強調を加えることができます。

ステップ5:複雑な表を作成しよう

複数行にわたるセルの作成(「rowspan」)

時には、1つのセルが複数の行にまたがる必要があることもあります。その場合、「rowspan」属性を使います。例えば、以下のように記述することで、1つのセルが複数の行にまたがる表を作成できます。

<tr>
  <td rowspan="2">果物</td>
  <td>りんご</td>
</tr>
<tr>
  <td>バナナ</td>
</tr>

このコードでは、「果物」というセルが2つの行にまたがって表示されます。

複数列にわたるセルの作成(「colspan」)

同じように、1つのセルが複数の列にまたがる場合は「colspan」属性を使います。例えば、以下のコードのようにします。

<tr>
  <td colspan="2">合計</td>
  <td>250円</td>
</tr>

このコードでは、「合計」というセルが2つの列にまたがって表示されます。これにより、複雑なレイアウトを持つ表を作ることができます。

複雑な表をわかりやすくするためのヒント

複雑な表を作る場合、行や列をまたがるセルが多くなると見た目がごちゃごちゃしがちです。そのため、適切な見出しを使い、ユーザーが情報を理解しやすいようにデザインすることが重要です。

ステップ6:CSSを使って表をスタイリングする

HTMLとCSSを組み合わせたデザイン

表の見た目をより良くするために、CSS(カスケーディング スタイル シート)を使ってスタイリングを行います。CSSを使うことで、表の色やフォント、セルの大きさなどを簡単にカスタマイズできます。

例えば、以下のようにCSSを使って表の背景色を変更することができます。

<style>
table {
  width: 100%;
  border-collapse: collapse;
}
th, td {
  border: 1px solid black;
  padding: 10px;
  text-align: left;
}
th {
  background-color: #f2f2f2;
}
</style>
<table>
  <!-- 表の内容 -->
</table>

このコードでは、表全体の幅を指定し、セルに枠線と余白を加えています。また、見出しセルには背景色を設定して、より視覚的にわかりやすくしています。

表に色や背景を追加する方法

CSSを使うことで、セルごとに異なる背景色を設定したり、フォントの色を変更したりすることも可能です。例えば、特定の行にだけ背景色をつけて目立たせることもできます。

<tr style="background-color: #e6ffe6;">
  <td>みかん</td>
  <td>200円</td>
  <td>在庫あり</td>
</tr>

このように、特定の行やセルにスタイルを追加することで、情報をよりわかりやすく整理することができます。

ステップ7:レスポンシブデザインで表を見やすくしよう

スマホでも見やすい表の作成

現代では、スマートフォンでウェブサイトを見る人が多いため、表もスマホで見やすくすることが重要です。そのためには、レスポンシブデザインを取り入れる必要があります。レスポンシブデザインとは、画面の大きさに応じて見た目が変わるデザインのことです。

CSSのメディアクエリを使うことで、表のレイアウトを調整できます。例えば、画面幅が狭くなったときに表をスクロールできるようにするなどの工夫が必要です。

<style>
@media (max-width: 600px) {
  table {
    width: 100%;
    display: block;
    overflow-x: auto;
  }
}
</style>

このように、メディアクエリを使って表をスマホ向けに調整することで、どの端末でも見やすい表を作成できます。

表をスクロール可能にする技術

幅の広い表は、スマートフォンで見ると画面からはみ出してしまうことがあります。そこで、表全体を横にスクロールできるようにする方法があります。「overflow」プロパティを使うことで、表をスクロール可能にすることができます。

<div style="overflow-x: auto;">
  <table>
    <!-- 表の内容 -->
  </table>
</div>

このようにして、横に長い表もスマホで見やすくなります。

よくあるHTML表の作成ミスとその解決方法

閉じ忘れたタグによるエラー

HTMLの表を作成する際によくあるミスとして、タグの閉じ忘れがあります。例えば、「tr」タグや「td」タグを閉じないままにしてしまうと、ブラウザで正しく表示されないことがあります。必ず各タグを正しく閉じることが重要です。

<tr>
  <td>りんご</td>
  <!-- 正しくは </td> を追加する必要がある -->
</tr>

表が崩れる原因とその修正法

もう一つのよくあるミスは、行や列の数が合わないことで表が崩れてしまうことです。例えば、最初の行に3つのセルがあり、次の行に2つしかセルがないと、見た目が不揃いになってしまいます。行ごとに同じ数のセルを持つように心がけましょう。

HTML表の作成で次に学ぶべきこと

JavaScriptで表を動的に扱う方法

HTML表の基本が理解できたら、次にJavaScriptを使って表を動的に扱う方法を学ぶと良いでしょう。例えば、ボタンを押すと新しい行が追加されるようなインタラクティブな表を作ることも可能です。これにより、より使いやすいウェブページを作成することができます。

さらなるCSSのスタイリングテクニック

CSSを使って表をより魅力的にするテクニックもたくさんあります。例えば、ホバー効果を使ってマウスを乗せたときにセルの色が変わるようにしたり、特定の列を強調したりすることができます。こうしたスタイリングを追加することで、ユーザーにとってより使いやすく、見た目も魅力的な表を作成することができます。

さいごに

以上が、HTML表の作り方を7つのステップで完全に解説した内容です。このガイドを読んでいただくことで、シンプルな表から複雑な表まで、初心者の方でも自信を持って作成できるようになることを目指しました。次のステップとしては、今回学んだ基本をもとに、実際にいろいろな表を作成し、自分なりのアレンジを加えてみてください。

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